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【状況シーン】 三連休の中日に新製品発表のイベントを開催することとなり、そこで上司は部下の三人の女性を呼んで、「誰か、休日出勤してくれないか」と打診しました。すると、三人とも「はい」と答えましたが、返事をする直前の目の動きは三者三様でした。A子は黒目を左右に動かした。B子は黒目を斜め左下へと動きました。そしてC子は真下に黒目を動かしました。それぞれの部下の本心はどうなんでしょうか。 【部下の本心・心理】 せっかくの休みに仕事を入れるのは、できれば避けたいと思うのが人情です。上司も頼みづらいものです。 そこで、三人を呼んで「誰か、休日出勤してくれないか」と、自主的な判断を求めたのでしょうが、それに対する返事がいずれも「はい」というものだったというわけです。 では、誰に頼むのがいちばんいいのでしょうか。 「目は口ほどにモノをいう」よくいわれますが、確かに人の本心は目の動きに表れやすいものです。 ★その目の動きから判断すると、「出たくない」と強く思っているのは、A子です。 黒目が左右方向に真横に動くのは、拒否・拒絶サインだからです。連休を利用して旅行でもしよう、という計画があるのかもしれません。 ★一方、B子のように黒目が左下に動くのは、感情的に受け入れられず、困惑しているサインです。 具体的なスケジュールがあるわけではありませんが、「せっかくの休みを奪われるのはイヤだなあ」と思っています。 ★そして最も休日出勤を頼みやすいのがC子です。 黒目が下へ動くのは、罪悪感や服従を示すサインだからであり、このケースの場合、C子は「仕事だもん。しかたないな」と素直に受け止めていると考えられるからです。 ただし、このように本心が目の動きに表れるのは、「はい」と返事する直前、しかも一瞬のことで、本人も意識していないことがほとんどでしょう。 この三人のうち、誰に頼むかは、結局、上司の判断しだいです。 |
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