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気分転換に音楽を利用するという人は少なくないでしょう。音楽は、私たちが考えている以上に、心に大きな影響を及ぼすのです。音楽療法を適切に施せば、便秘やノイローゼまで治ってしまうそうです。 歯科や産婦人科へ行くと、クラシック音楽が聞こえるか聞こえないかの低いレベルでかかっていることがあります。これは、患者の不安や痛みを和らげようとする狙いですが、これらは音楽が私たちの心に強い影響を与える証拠といえるでしょう。 音楽を聞かせてトマトの育成をよくするとか、お酒を造るのに音楽を利用するという話があります。 ★そのような、音楽が持つ効果を心身の健康回復や治療に利用する療法を音楽療法といいます。 音楽を心身の療法に利用するという発想は古くからありますが、実証科学的な研究の歴史ははじまったばかりです。 音楽療法家の権威の心理学者によれば、ひどい便秘に悩まされていた女性に「食前と就寝前にモーツァルトの『メヌエット』、ショパンの『マズルカ舞曲』、シュトラウスの『ウィーンの森の物語』を必ず聞いてください」と指示したところ、三日目に便通があったそうですから、まさに強力な下剤並みの効果があったといえるでしょう。 ちなみに、ノイローゼのときにはビゼーの「カルメン」、リストの「ハンガリー狂詩曲」、頭痛がひどいときにはベートーヴェンの「ロマンス・ヘ長調」、ガーシュインの「バリのアメリカ人」などの曲を聴くと癒されるそうです。 |
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