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たとえば小学生の時、先生の言うことは絶対守らなければならないと思っていませんでしたか? たいていの人は先生にこれをしなさい、あれをしなさいと言われれば素直にそれに従い、宿題が出ればそれをこなしていたはずです。 幼い頃は指導をする側が明らかに大人なので従っていたかもしれませんが、自分が大人になると指導する側とそれ程の差を感じなくなります。 そんな時、例えば職場の上司から命令を受けた時、あなたはただ与えられた仕事を淡々とこなしていきますか? それとも指図するなという反発心が生まれますか? もしあなたにとって尊敬できる上司であれば、反発心もないかもしれませんが、なんでこんな奴が、というような上司だったら反発心が生まれてくるかもしれません。 逆にどんな上司であろうと、ただ自分は決められた仕事をこなすだけだと言って仕事に集中する人もいるでしょう。 ★人には2種類のタイプがあり、人に従うことで決められた道を黙々と進んでいくタイプと、自分が上に立って人を使っていくタイプです。 その2つのタイプは対照的で、前者は安心感と平穏を望み、後者は自分が中心になって挑戦していきたいと考えています。 人を使うためには、それなりの覚悟と責任、それに自分が中心になって周りをまとめられる力がなければなりません。 もし前者のタイプが人を使う立場になってしまうと、人を使うことに抵抗があり、うまく統制がとれず部下からなめられるかもしれません。 どちらが良い悪いではなく、本当の自分がどちらのタイプか見極めることが大切です。 無理して逆の立場を演じているといつも不満を抱えることになります。
★三つ子の魂百までという言葉をよく聞きますが、昔から言われるように幼い頃の基本的な性格は、大人になっても変わりません。 もちろん色々なことを学んで人は成長していきますが、やはり基本的な性格は大きく変わらないものです。 そんな幼い頃の在り方を今さら変えることはできませんが、自分がどういったタイプなのかを知ることで、これからに役立てることができるはずです。 自分のことを客観的に見ることが難しければ、知り合いを思い浮かべてみれば当てはまる人がいると思います。 @ 自分にも他人にも肯定的なタイプです。 このタイプは誰もが憧れるタイプではないでしょうか。 物事をポジティブに捉え、困難に立ち向かう勇気を持っています。 A 次に自分に甘く他人に否定的なタイプです。 いつでも他人より上に立ちたいと思っているので、他人の成功を羨んだり妬んだりしてしまいやすいです。 また、人をけなすことで自分の価値を上げようとするところがあるので、人付き合いには注意が必要です。 B 次に自分には否定的だが他人には肯定的なタイプです。 いつも臆病なところがあり、消極的で前に出にくいところがあります。 他人の方がいつでも良く見えてしまうので、自分を褒めることが苦手です。 C 最後に自分にも他人にも否定的なタイプです。 このタイプは傍から見るといつも卑屈なところがあり、どこか近寄りがたい雰囲気があります。 このタイプは誰にも信頼を寄せることができず、世の中に幸福を見いだせず苦しむこともあるでしょう。 ★自分がどのタイプか分かったら悲喜するのではなく、自分がどうなりたいのかを想像して考え方を改めていくことで人間関係を作っていくことが大切です。
新しいクラス、新しい学校、新しい職場など、人は大きな環境の変化を迎える時期が沢山あります。 新しい環境では知らない人ばかりで、一から友だちや仲間を見つけることはとても大変なことです。 なかなか人とうまく打ち解けられない人は、なかなか仲間を見つけられずに苦労するかもしれません。 最初は前の環境を懐かしく思ったり、今の状況を不安になったりしますが、段々とその環境に慣れていく能力が人間には備わっています。 今までも、なんだかんだ言って気が付けば、新しい環境の中で自分の居場所を見つけていたはずです。 外向的な人は友だちを作るのがうまく、どんどん新しい環境に馴染むことができます。 しかし、内向的であっても、自然と慣れていくことができます。 どんなに前の環境や前の友だちが良かったとしても、人は環境が変わって過ごしていくうちに前の記憶が薄れてくるものです。 悲しいような気もしますが、その能力のお陰で無駄なストレスを排除することができているのです。 あまりにも以前の出来事や怒り悲しみに執着する人は、ストレスの中で生き続けなければならず、新しい環境に適応することもできません。 もし早く新しい環境に馴染みたいのであれば、昔の仲間や環境に執着しすぎないことです。とはいえ、環境が変わると誰しも少なからずストレスを感じます。 いつもと勝手が違ったり、人に気を遣ったりすることでストレスが増えていくこともあるでしょう。 無理に馴染もうとすると、それもまたストレスになりかねません。 ★適応能力は人によって差があるので、人付き合いが苦手な人は無理に頑張らず時に身を任せることです。 自然体でいることで、そのうち環境にも適応できるようになります。 |
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